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皆さんこんにちは!
株式会社桝本鉄筋、更新担当の中西です。
さて今回は
~専門用語~
鉄筋工事は、建物や構造物の「骨格」をつくる非常に重要な作業であり、その正確な施工のために欠かせないのが「鉄筋図(配筋図)」です。図面には多数の専門用語や記号が使用されており、誤解のない理解が必要です。鉄筋工事で使われる図面の専門用語を体系的に解説します。
鉄筋図(配筋図)は、設計図をもとに鉄筋の位置・太さ・本数・加工形状などを詳細に示した図面です。施工者はこれをもとに材料を加工・組立します。図面を読み解く力は、鉄筋工としての基本スキルです。
表記 | 意味 |
---|---|
D13、D16、D22 | 鉄筋の太さを表す記号。D13=直径13mmの異形鉄筋。 |
@200(アット200) | 鉄筋の間隔が200mmごとに配置されるという意味。 |
SD295A | 鉄筋の強度区分。S(Steel)+D(Deformed)+295MPa。 |
T(トップ筋) | スラブ上端に配置される鉄筋。対してBはボトム筋。 |
L筋 | L字型に折り曲げた鉄筋。コーナーや補強で使用される。 |
用語 | 意味 |
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切断長(L) | 鉄筋を加工する際の全長。ミリ単位で記載される。 |
フック | 鉄筋の端部を引っ掛け形状に加工した部分。付着力強化に必要。 |
定着長 | コンクリートに埋め込まれた鉄筋の必要長さ。構造の安定に関係。 |
重ね継手 | 鉄筋同士を一定長さ重ねて接続する方法。許容長さがある。 |
ベンダー形状 | 鉄筋を折り曲げた形状の指示図。加工場への加工指示に使う。 |
用語 | 意味 |
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主筋 | 構造耐力を担う主要鉄筋。柱・梁・スラブで最も太く本数も多い。 |
あばら筋(帯筋) | 柱や梁を囲むように配置し、せん断力に耐えるための鉄筋。 |
腰筋・補強筋 | 構造補助として一時的・限定的に使用される鉄筋。 |
かぶり厚 | コンクリートの表面から鉄筋までの距離。防錆・耐火性に関係。 |
スペーサー | 配筋間隔やかぶり厚を確保するための補助具。 |
図面名称 | 内容 |
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配筋図(施工図) | 構造部ごとに鉄筋の配置や形状を示した図面。 |
加工帳 | 鉄筋の種類・長さ・本数・曲げ形状をまとめた指示書。 |
スラブ伏図・梁伏図 | 平面方向に見下ろして鉄筋の通り・位置を表示した図。 |
立面・伏図の両方を見る
同じ部位でも平面・断面で異なる情報があるため、両図の照合が必要。
曲げ形状は加工図で確認
現場での加工ミスを防ぐため、形状指示を明確に確認する。
コンクリート打設前に最終チェック
配筋状況・かぶり厚・継手位置などを第三者と再確認することが推奨。
鉄筋工事において図面を正確に理解し、必要な情報を読み取る力は、「施工の質」と「安全性」に直結します。専門用語を覚えることは、単なる知識ではなく、信頼される職人になるための第一歩です。
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