皆さんこんにちは!
株式会社桝本鉄筋、更新担当の中西です。
梁は曲げとせん断の複合応力に晒されます。端部は曲げモーメントが大きく、上端筋が主役。同時にせん断力に対してスターラップが梁を“帯”のように締め上げます。ここでは、梁の施工順序・干渉回避・検査ポイントを体系化します。🧠
1) 施工順序の原則
1. ハンガー筋→2. 下端主筋→3. スターラップ通し→4. 上端主筋→5. 配力筋・補強筋。
• 先にスターラップを“通す”ことで、上端の浮きやかぶり不足を抑制。
2) 端部の密配筋と定着
• 端部@:設計で@50〜@100などの緊密部が指定される。区間の始まり・終わりを間違えないよう、スプレーテープで現場表示。
• 定着:梁端の上端筋は柱内定着。折返し(フック)の長さ・方向を加工帳に明記。
• ハンチ・段差:折返し位置とスターラップの角度に注意。ハンチ部はスターラップ角度変更の指示を見落としがち。
3) 開口・スリーブ周り
• 開口補強:開口周囲1D/2D/3Dの範囲で増し筋。四隅のL形補強を忘れない。
• スリーブ干渉:設備と三者調整。丸鋼スペーサーで仮保持→スターラップで抱かせる。
4) かぶりとスペーサー
• 梁側面は型枠押しが強い。側面スペーサーとタイバンドで逃げないよう保持。
• サドルスペーサーで上端筋の高さを一定に。
5) よくあるNG
• スターラップの向き・継手位置がバラバラ→継手は交互ずらし、向きは統一。
• 上端筋の“浮き”→結束の締め過ぎor不足。ハンガー筋を活用して“水平”を出す。
• 端部密配筋に“増し結束”不足→打設時に崩れる。増し結束をルール化。
6) 写真の撮り方
• スターラップ@の密・疎境界にテープを貼って写すと第三者に明快。
• 柱内定着の“入り”が分かる角度で。
現場チェックリスト ✅ – 施工順序は“スターラップ通し→上端”の原則になっている? – 端部の@境界は表示した? – 柱内定着の長さ・方向は加工帳に明記? – 開口補強は範囲・本数ともOK?
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柱は建物の“背骨”。主筋が軸力・曲げを受け、帯筋(フープ)がコアコンクリートを拘束し、座屈を抑えます。耐震性能の肝は、実は帯筋のピッチ・継手・フックの三拍子。ここでは、施工で外しやすい勘所を徹底的に潰します。💥
1) 段取りと墨出し
• 柱芯の確認:通り芯×直交芯。型枠前に“墨+釘+写真”でエビデンス。
• 主筋の建て込み:建入れ(垂直)はレベルと下げ振りでWチェック。揚重+仮筋交いで直立保持。
2) 帯筋(フープ)の鉄則
• 端部処理:135°フックが基本。柱コーナー外側で重ね、継手位置を上下でずらす。
• ピッチ:端部(柱梁接合部近傍)は@50〜@100の緊密配筋、中央は@100〜@150が一般的(設計に従う)。
• 中子(内法):主筋の座屈支点を短くするよう中子筋を配置。
• かぶり:スペーサーブロックを四周で計画的に。型枠押しでズレやすい面は増し。
3) 継手・定着
• 主筋継手:重ねは同一断面集中NG。1/4以上ずらすを徹底。機械式はトルク管理・マーキングを必ず。
• 定着:柱頭・柱脚の定着長は梁・基礎に食い込む。“梁主筋の邪魔”にならない3D段取りが鍵。📐
4) 柱梁接合部の詰め方
• 梁上端筋の折返しと柱帯筋の通しが干渉。→ 順序:柱帯筋→梁主筋→追加帯筋の“入れ子”。
• ハンガー筋で上端筋を一時保持、サドルスペーサーでかぶり確保。
5) ありがちNG
• 帯筋フックの向きバラバラ→統一方向で検査写真に写るよう配慮。
• スペーサー不足でかぶり欠損→柱四隅は増し、1m角で最低4個を目安。
• 主筋の建入れ不良→束ね・クランプで矯正。梁型枠建込前に必ず是正。
6) 写真の撮り方
• 通り芯・フック角・ピッチが一枚に入る“斜め”ショット。
• 継手位置のずらしはマーキングで可視化。
現場チェックリスト ✅ – 帯筋の端部フックは135°?位置は統一? – 継手集中していない?(ずらしOK?) – 柱頭・柱脚の定着長は確保? – かぶりスペーサーは規定ピッチで置いた?
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株式会社桝本鉄筋、更新担当の中西です。
安全はスローガンではなく生産性。ヒヤリハットを潰す仕組みは、段取りの良さと同義です。この回では、鉄筋工事特有のリスクと、KY(危険予知)・TBM(ツールボックスミーティング)の“回し方”を、テンプレ付きで解説します。
1) 主要リスクと対策
• 墜落・転落:床開口、端部作業、足場の不整備。→ フルハーネス、親綱、開口の即日養生、声かけ運動。
• 飛来落下:切断端、工具、束材の転倒。→ 落下防止コード、荷揚げ計画、二人作業。
• 挟まれ・巻き込まれ:ベンダー、カッター、クレーン搬入。→ 作業半径内の立入禁止、合図者の明確化。
• 切創:バリ、番線の端。→ 耐切創手袋、バリ取り徹底。
• 熱中症:夏季はWBGT表示、塩分・休憩ローテ、氷嚢。
• 粉じん・騒音:切断・斫り時の集じん・耳栓。
• 感電・火災:延長コードの被覆破損、火花養生不足。→ 毎朝の目視点検、消火器の近接配置。
2) KY/TBMの“型”
• 5分前集合→5分で回す:長い会議は現場に効かない。短く、毎日。
• フォーマット:①今日の作業 ②危険ポイント ③対策 ④役割分担 ⑤合図・指差呼称 ⑥終業点検
• 例(梁端部スターラップ@100取付)
o 危険:端部の墜落、ハンマー誤打、番線端の刺創
o 対策:親綱・二丁掛け、打撃方向の確認、番線端の折返し
o 役割:A上筋、Bスターラップ、C結束、D監視
o 合図:「固定」「締め」「良し」で声掛け
3) ヒヤリハットの共有
• “責めない文化”が前提。週1でベスト&ワーストを掲示板共有→是正を写真化して横展開。
• KYT(危険予知訓練):写真1枚から危険要因を3つ挙げ、対策を1行で書くトレーニング。
4) 季節・現場条件別のポイント
• 夏:休憩増+打設日程の前倒し検討。午後イチに重作業を置かない。
• 冬:凍結で足場・スペーサーが滑る。滑り止めと保温。
• 雨:納材の防錆養生、滑り対策。濡れた番線は手袋に刺さりやすい。
5) 緊急時対応フロー
1. 作業中止→安全確保
2. 応急処置→救急連絡(119)
3. 現場責任者へ報告→写真・状況記録
4. 原因分析→再発防止→朝礼共有
TBMメモ
“昨日の学び”を1行発表→“今日のリスク”を3つ→“対策宣言”を全員で声出し。たった3分で現場の事故率は目に見えて下がります。
安全チェックリスト ✅ – 開口部に即日養生・幅木・標識がある? – 延長コード・グラインダの被覆は無傷? – WBGT値と休憩ローテは掲示した? – 合図者は決まっている?
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鉄筋工事の仕上がりは、図面と加工帳の正確さだけでなく、結束・切断・曲げという“最後の一手”の質で決まります。ここを疎かにすると、配筋は寸法通りでもコンクリートの打込み時に崩れる・かぶりが消える・定着が足りないといった事故につながります。今回は、現場標準となる手順・判断基準・小ワザを体系化してまとめました。✨
1) 結束(タイイング)の基本
• 番線の種類:#16(φ1.6)、#18(φ1.2)を使い分け。荷重の掛かる箇所や仮固定にはやや太めを。
• 結束の型
o クロス結束(×):交点固定の基本。作業性がよく、全体の“ゆとり”を残せる。
o サドル結束(Π):主筋を跨いで押さえる。上端筋の浮き防止に有効。
o ツイスト結束:素早いが、締め過ぎは位置ズレの原因。締め代を意識。
o ハリガネ喰い込みNG:防錆の観点からも、ねじ切りは避けたい。
• 結束ピッチの考え方:図面の@ピッチとは別に、施工上の結束間隔を設定。目安は300〜400mm、コーナー・継手・端部は増し結束。
• 電動結束機の使い所:面積の大きいスラブ・壁で生産性◎。ただし狭い梁端・柱梁接合部は手締めの方が確実なことも。
現場TIPS
結束は“固定”ではなく“保持”。調整の余地を残す締め加減が、最終のかぶり・定着を守ります。
2) 切断(カッティング)の勘所
• 工具:油圧カッター、ディスクグラインダ、レシプロソー。火花養生と切粉回収を徹底。
• 切断端の処理:バリ取りは必須。手袋で引っ掛ける事故防止&定着長の正味確保。
• 寸法の追い込み:“長めに切って現場合わせ”は禁止。加工帳は正寸で作り、現場は“置き方の工夫”で吸収。
• 安全:切断面の飛来落下、火気、延長コードの被覆破損に注意。切断時は火花方向に人を立たせない。
3) 曲げ(ベンディング)の品質
• 曲げ半径R:最小Rは鋼種・径で規定。小さすぎると脆性破断のリスク。曲げ冶具のピン径で管理。
• バネ戻り:鋼種が上がるほど戻る。5〜10°多めに曲げ→現場合わせ。
• 二度曲げ:原則避ける。やむを得ない場合は監理者承認+再曲げ規定の範囲で。
• 端部のフック:135°/90°の角度・長さを明記。“曲げ角だけ指示”は誤解の元。
• ねじれの除去:曲げ後に面がくるよう矯正。ねじれはかぶり不足・スペーサー脱落を招く。
4) 加工帳(バーリスト)の作法
• 記載要素:部位/番号、径、鋼種、L、曲げ角、R、数量、備考(定着・継手・端部処理)。
• 歩留まり最適化:原尺と曲げ材の“巣組み”でロス最小化。D13×6mを例に、1500/1800/2100の組合せ最適を試算。
• 識別管理:色ラベル+QRで図番紐付け。束ごとに札を必ず付ける。
5) ありがちNGとリカバリー
• 締め過ぎで位置ズレ→“仮締め→最終締め”の二段階に。
• 曲げR不足→冶具のピン径を定期確認。自作冶具は基準化。
• バリ残り→“切断→バリ取り→結束”を一人一工程にせず、ペアで相互確認。
• 開口補強の範囲間違い→“開口径の何D”をマスキングテープで現場可視化。
6) 写真と記録
• 曲げ端部の角度・長さが写る“斜め45°”を入れる。
• スペーサー高さはスケールを添えて。かぶりの根拠写真に。
現場チェックリスト ✅ – 番線の使い分けがチームで統一されている? – 曲げ冶具のピン径・角度ゲージは点検済み? – 加工帳の番号札は束に付いている? – 切断火花の養生・立入禁止はOK?
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